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焼酎の基礎知識蒸留酒とは?

蒸留酒の製法

蒸留酒の製法

蒸留酒とは、醸造酒(発酵液)を熱し、水とアルコールの沸点の違いを利用して作られるお酒のこと。水よりも低い沸点のアルコールを気化させたものを冷やして液化することで、もとの醸造酒よりもアルコール度数の高い液体とします。なお、蒸留酒は英語ではSpirits(スピリッツ)と表現されますが、これは総称的な表現。「ウイスキー、ブランデー、焼酎を除くエキス分2%未満の蒸留酒」を示す、日本でいうところの「スピリッツ類」とは意味が異なります。

世界の蒸留酒

世界の蒸留酒

世界最古の蒸留酒とされているのは、アラックと呼ばれるもの。現在では、中東から東南アジアエリアで作られている蒸留酒の総称で、原料も様々ですが、当時は、ナツメヤシの実(デーツ)の汁を発酵・蒸留したものを指していたようです。蒸留酒として有名なものは、世界四大スピリッツと言われる、ジン、ウオッカ、ラム、テキーラですが、これから紹介する日本の焼酎・泡盛も、これらと同じ蒸留酒に分類されているのです。